藤島神社で絵画、書発見 ―福井新聞―

  • 2010.02.02 Tuesday
  • 11:25
今日の福井新聞に当社の記事が載っています。やがて新聞社の記事の配信が消えてしまうので転載しておきます。



藤島神社で絵画、書発見

 開戦前の学童作品520点 70年越し“時代”語る
  市郷土歴博、3月一堂公開 作者探しも


特別展の出品に向けて整理作業が進められる約70年前の学童作品=福井市立郷土歴史博物館


 南北朝時代の武将、新田義貞を祭る藤島神社(福井市毛矢3丁目)の宝物庫でこのほど、約70年前に義貞の没後600年を記念して全国の子どもたちが描いた絵画や書が大量に見つかった。当時の時代背景を反映した作品が多く、同市立郷土歴史博物館で3月から開かれる特別展「藤島神社の宝物」で一堂に公開しようと整理作業が進められている。同館は「当時の学童作品は貴重。保存状態も良く、戦災や震災を奇跡的に乗り越えたタイムカプセルのよう」と驚くとともに、心当たりのある作者を探している。

 作品は特別展の準備のため宝物庫を確認した昨年12月4日、同館と神社の職員らが発見した。ほこりをかぶった状態の約50センチ四方の木箱に保管されていた。
 発見された資料などによると、第二次世界大戦の開戦を直後に控えた1938(昭和13)年に小学生や高等学校生が描いた絵画206点と、書道314点の計520点。福井市立實科高等女学校が義貞の没後600年を記念した神社の大祭に合わせて全国から募集し、絵画と書の2冊に分けて編集。同神社に奉納し、同年に建設された宝物庫に納め眠ったままだったとみられる。本県のほか函館や福岡、義貞の生誕地とされる群馬県からも寄せられている。
 作品は1点ずつ丁寧に台紙に張られ、色あせもなく保存状態は良好。絵画はクレヨンや水彩で描かれ、戦局を反映して日の丸を振る人々や神社に参る軍人、爆撃機などが目を引く。馬にまたがる義貞の勇猛な姿のほか、緑豊かな田園風景や心和む人物画もあり当時の子どもの豊かな感性が垣間見れる。書作品は整然とした筆遣いが多く、「日ノマル」などと書かれている。
 戦争の激化に伴い当時は展示の機会を逸したため、初めて日の目を見ると考えられる。特別展は3月19日から5月5日まで。重要文化財に指定されている兜(かぶと)や刀剣類などの品々と合わせ、県内作品を中心にできるだけ多く展示する予定。
 同館は全作品に記録された作者と学校名を基にリストを製作。「当時描いた心当たりのある人や家族を探したい」と呼び掛けている。問い合わせは市立郷土歴史博物館=電話0776(21)0489。 (福井新聞2月2日より)



 「開戦前」とは物々しいですが、藤島神社は昭和13年(1938)5月に御祭神・新田義貞公の御殉節(薨去)600年の大祭を斎行しました。その時の記念行事が福井県内、または全国規模で催され、かなり盛大な祭典だったようです。
 新聞には「戦争の激化に伴い当時は展示の機会を逸したため、初めて日の目を見る…」とありましたが、当社「六百年大祭記念録」によると昭和13年5月22・23日の両日、福井実科高等女学校において展覧会が行われたようであります。
「大祭を奉賛して福井市立実科高等女学校に於ては、全国の小学校、中等学校児童生徒の習字及図画の展覧会を開催したが新田公の誠忠を偲び奉って、その出品総数は521点に達し出品諸学校は東京、大阪をはじめ遠く台湾、北海道にも及ぶ22府県に達した…中略…会期終了後此等作品全部を習字、図画の2部に分って、画帖を作製、木箱に収めて藤島神社に奉納された」
とのことです。

 また、記念録にはその他「福井県下学童美術展」もあり、上記以外にも福井県下の小学校児童図書作品が21校・出品総数335点あったとのことです。
 「主催者(福井市図画研究部)に於て審査し厳選の上、21点を選び、画帖を作成木箱に収め、5月30日午後3時より藤島神社に於て会長筧作右衛門外会員参列の上奉納式を行った」
とありますので、21名の優秀作品が画帖に仕立てられこちらも宝物庫に納められたものと思われます。
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